1日目:5/10(水)
苫小牧までフェリーでの移動となるので北海道に着いてからの報告でいいかとも思ったのですが、40時間も乗船するのに無視するワケにはいかないでしょう。その名古屋-苫小牧は1,330kmの航海とはいえ19時出航・翌々日11時着。ちょっと時間かかりすぎだなーと思い、敦賀-苫小牧のルート(30時間)も検討したのですが、出航時間や到着時間がビミョーなため当初の予定通り名古屋発で決定。乗船受付まで時間に余裕があったのでオイル交換や持ち物のチェック。伸びた髪が面倒でいっそのことこのタイミングで…と思いましたがすんでのところで思いとどまるも、抜いた刀を収めるのもなんだかなぁということで別のところを丸坊主にしていたらあっという間に出発の時間。バイクへ荷物をくくりつけたタイミングでポストを覗くと、少しでも荷物を軽量化しようと手配したテント用のチタンペグがひっそりと到着。もう時間ギリギリだし荷物入れ替えるの面倒だからステンレスのペグでいいかーと思ったのですが、やはり手にしてみるとその軽さは魅力的。それ以上悩む時間がもったいないので慌てて入れ替えて出発。受付を済ませしばし待機ののち、ドキドキのバイク積み込み。トラブルもなくすんなり完了し、客室へ移動。船は定刻通り出航し陸が遠ざかるのをデッキでぼんやり眺めるも、夜の海は風も強く冷たいのですぐに船内に。北海道に着くまで我慢しようと思ってたのに、ビールとお菓子でまったり。30分もしないうちに家族を思い出してちょっと切ない感じに…なんだそれ。
本日の出費
フェリー代:31,600円(B寝台、バイク750cc以上)
飲食代:660円 (ビール、お菓子、水)
合計:32,260円
2日目:5/11(木)
40時間とはいえ、船内には大浴場があったりシアターラウンジにて1日に何本か映画が上映されたりと退屈しない環境。この日は夕方に仙台港へ到着するため、2時間ほど下船が可能。2時間なんてあっという間でしょと船内で過ごすつもりでしたが、意外と徒歩圏内に飲食店等があるようで、せっかくなので牛タンを食べに行くことへ。まだ目的地に着いてないのにこんな贅沢してもいいのかしらと不安になるような食事(めちゃんこ美味かった!)をし、ビールを買って再乗船。陸を離れると電波も通じないので、風呂&映画で時間を潰していると『あれ?何しにきたんだっけ?』とわからなくなる瞬間もしばしば。
本日の出費
飲食代:3,740円(牛タン)
コンビニ:1,128円(酔い止め、ビール、お菓子)
自販機:130円(コーヒー)
合計:4,998円
3日目:5/12 (金)
いよいよ苫小牧に到着。バイクのエンジンをかけようと思ったらセルが回らない。ちょっと焦りながらも『あー、こーいうことってホントにあるんだなぁ…』なんてボヤきながらどうしようかとあちこちチェック。見た目にはどこもなんともなくどうしたものかと困っていたら、キルスイッチが…というオチ。『ちょっと浮き足立ってんゾ、なかつん♪』という神様からの注意喚起だったのでしょう。きっと。
天気予報では晴れになってたのに、上陸時にはかなりビミョーな雨。カッパを着るまでもないと判断し、早速最初の目的地・厚幌ダム(あっぽろだむ)へ出発。しばらく走るといつものダム活らしい誰も走ってない道になり北海道へ来た実感が沸かなかったのですが、道幅は広くカーブも緩やか、おまけに周囲には高い建物がないため走りやすさは別次元。1時間もしないうちにダムに到着するも、ナビは微妙にその先を指し示す。しかし先へ行く道は見当たらず、丁度地元の方らしき人がいらっしゃったので尋ねたところ、目の前のダムは厚真ダム(あつまだむ)と判明。後日知ったのですが、数年前(2018年?)の地震の影響で厚幌ダムへの道がまだ復旧していないとのこと。一発目からコレか〜と少々落ち込んだのですが、行けないものはしょうがないので気を取り直し次の目的地の平取ダム(びらとりだむ)へ。かなり最近出来たダムで、ダムカードを配布する(のが目的ではないですが)管理支所も山奥に似つかわしくないキレイで洒落た建物。自然保護のため、ダムの近くまでは徒歩のみ。その後の予定を考慮して管理支所駐車場からの撮影にしましたが、確かに自然もいっぱいで時間と体力が許せば歩いてみたかったな〜。その後は下流にある二風谷ダム(にぶたにだむ)。ちょいと変わったルックスですが、れっきとした重力式コンクリートダム。その次の高見ダム(たかみだむ)は途中の道が関係者以外立ち入り禁止のため、ダムカードのみゲット。スタートが遅かった&初日ということでダムはここら辺で切り上げ、本日の宿泊先・判官館森林公園キャンプ場へ。出発前のイメトレ&試し張りが功を奏したのか、初めてにもかかわらず1時間もかからずあとは着替えて寝るだけの状況までのセッティングが完了。朝から何も食べずに走り続けたので、楽しみにしていたセイコーマートで夜ご飯を調達。お店で調理するホットシェフから新製品とザンギを選び、ビールと一緒にテントで堪能。今朝はフェリーでお風呂はいったし汗もかいてないしでシャワーはパス。20時頃には寝袋に入り就寝準備。金曜日だからか、他に2組いたためあまり不安もなくすんなり眠りにつきました。
本日の走行距離:約200km
ダム:3
ダムカード:3
本日の出費
ガソリン代:2,223円
宿泊代:600円(キャンプ場)
コンビニ:1,373円(夜ご飯、ビール)
合計:4,196円